11/6/11

唱歌・童謡のススメ


音羽ゆりかご会は昭和8年に東京・文京区の護国寺で発足し、日本で最も伝統ある児童合唱団として知られている。戦中から、戦後の間もない時期には「東京放送児童合唱団」として、またアニメソング等のジャンルでは「コロムビアゆりかご会」の名でも広く活躍している。

その音羽ゆりかご会に息子が入会したのがきっかけですっかり私のほうが唱歌・童謡の世界にはまっている。

三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので、子どもの頃母親が口ずさんでいた歌や幼稚園や小学校でみんなと歌っていた童謡や唱歌が心の奥深いところに生きているのを再確認。改めて歌詞を読んでみて、間違った歌詞を長年正しいと思い込んでいたことが判明したりして面白い。

例えば、私は「どんぐりころころ」の歌いだし部分を ♪どんぐりころころ ドングリコ♪ と思い込んでいたら「ドンブリコ」が正しかった。また「七つの子」の♪からす なぜ鳴くの からすは山に♪の後を♪かわいい 七つの子があるからよ♪ と歌っていたが、本当は♪かーわい 七つの子があるからよ♪ とのばして歌うのが正しかった、などなど例を挙げたらきりがない。

読み聞かせの時間に歌詞を息子に音読したり、一緒に大きな声で歌ったりして楽しんでいる。カラオケにもいかないし、特に今まで歌う事に情熱を覚えたことはなかった私だが(プロの歌を聴くのは好きだけれど)、お腹の中から声を出して言葉の美しさを噛み締めながら歌う事の気持ちよさに感動。

息子の先生、3代目海沼実(かいぬま・みのる)先生のご本が解説も面白く素晴らしかったのでご紹介:

*「正しい唱歌・童謡のススメ」海沼実著(音羽ゆりかご会会長、全日本音楽教室指導者連合会会長)ノースランド出版