8/5/07

one 脱線 after another


インターネットでよく調べ物をする。ネット上の情報の信憑性に関しては最善の注意を払って参考にしないといけないが、検索していく途中でどんどん脱線していって面白い発見をすることがよくある。

先日、たまたま検索していたある人物からネットサーフィングしていくうちにThe Whole Earth Catalogue(以下WEC)という1960年から70年代にかけて存在した出版物にたどりついた。ここにたどりつくまでにかなり他の寄り道もしているのだか、元々このWECには全く無縁そうな人物からここに繋がったのが面白い。そしてこの出版物の歴史がまた面白い(詳細に興味のある方は御自分で検索してください。またそこから脱線して面白い発見があるかも!?!)。しばらくWEC周辺をうろうろ検索していると次はApple & Pixar Animation CEOのSteve Jobs氏に行き着いた。私もMac愛好者なので彼の名前には馴染みがあったけれど、彼がWECと結びつくとは思わなかった。そのつながりとは、彼が過去にスタンフォード大学の卒業式のゲストスピーカーとして招待されたときにWECの最終号の背表紙に記載されていた言葉「Stay Hungry. Stay Foolish.(ハングリーであれ。愚か者であれ。)」を卒業生に送る言葉として引用していたことだった。あとで周りの人間に聞くと結構有名なスピーチで話題になっていたらしい。知らなかった私の無知さは露見してしまったが、遅ればせながら彼のスピーチを聞いてみた。You Tubeにあがっていたので興味のある人はどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=D1R-jKKp3NA

ちなみに山口さんという方が彼のサイト上で日本語訳をつけて全文紹介なさっているので興味のある方は

http://www.h-yamaguchi.net/2006/07/jobs_2f1c.html


彼のスピーチを聞いていて面白く感じたのは彼がほとんどと言っていいほど難しい言葉を使わないこと。世界でもトップクラスの大学の卒業生を前にここまで「普通の」ボキャブラリー、表現で心を掴む彼の姿を見てスピーチ力とはなんだろうと改めて考えさせられた。

ここからまた脱線して過去のJobs氏のプレゼンテーションなどを検索していくと最近のものでアップルコンピューターの新作発表のときのものがあった。

http://news.com.com/1606-2-5894182.html

個人的にはやはり自分の陣地で余裕で楽しみながら新作発表するこちらのJobs氏のプレゼンテーション能力がより輝いて見えた。

しょっちゅうこんな脱線を繰り返しながら調べ物をしている。インターネットが普及する前の自分の生活がもはや思い出せなくなってきている今日この頃である。

8/2/07

えぇーっ?!?


わからない。消滅したんじゃないの、Saigon Open City?
今年の初めに大型国際展のオープニングを見事に失敗のうちに、開幕すらさせずに終わりを迎え、ある意味歴史に名前を刻んだSOC。その後新しいディレクターを迎えたという話があったものの忽然と姿を消した彼ら。このブログでも以前に何度もご紹介している。

その彼らから昨日招待状が届いた。死んだと思っていた人から誕生会をやるから参加してと招待されてるようで正直気味が悪い。

招待状には「The first contemporary art gallery in HCMC…」とか書いてある。いつからホーチミン市初のコンテンポラリーアートギャラリィーになったのだ?!?

エキジビションの欄をみると、SOCの代表取締役的人物マイ女史の個人のコマーシャルギャラリィーが会場になっている。公私混同か?!?

きっとフォード財団もお金を出してしまった以上、何か形にしてもらわないと困ると思って「仲良し」であるマイにプレッシャーをかけているのだろう。

どんなイベントになりますやら...。