7/6/15

コーチング体験!(1年前を振り返って)

丁度昨年の今頃,面白い体験をしました。ちょっと長くなりますが、ちょうど1年を振り返って改めて気づくことがあったので書きたいと思います。

ロンドンの息子の学校を通して出会った日本人の友人Jさんがある会を催すというので最初はなんとなくお付き合いで参加する事になった私。

彼女はもともと国際線キャビン・アテンダントという華やかなお仕事で世界中を飛び回っていた方。そんな彼女がご結婚を機に米国CTI認定CPCCのコーチングの資格を取得され現在はそれをお仕事にされています。コーチ歴約10年のベテラン。

そもそも何となく聞いたことはあった「コーチング」という言葉。でもなんなのか今ひとつよくわかっていなかった私。

<人生の岐路にたって何を選択していいのかわからないのでコーチしてもらう>もしくは<たるんできた人生に喝をいれてもらう。。。>的な何かちょっと弱ってきている人や上手く行っていない会社経営者とかが体育会系のキビキビとした人に導かれる感じなのかしら?と勝手に想像していました。(プロのコーチのみなさま、勝手な想像でごめんなさい!)

そんな先入観がそもそもあったので、その誘ってくださったJさんの人柄に惹かれていなかったら自分からはたぶん進んで体験することはなかった世界だったと思います。

「新月のお茶会」と題された会は当日キャンセルが重なった関係でなんと思いがけずに個人セッションに!結果的にプライベートコーチングの雰囲気を体験できてしまった私。

そのセッションがどんな感じだったかというと。。。

まず始めに彼女から手描きで丁寧に作成された書類をいただきました。パッと最初のページに目を通すと「新月」「太陽の目的、意思を月に埋め込む時」「一粒万倍日」「財産の神様」「弁財天様に願い事が届けられる」「今年最強の日」など普段の私なら少し身構えてしまう感じの単語が並んでいました。<何?何?何が始まるの?占い?!?>先入観って怖いですね〜。とにかく友人Jさんを信じて読み進めます。

若干ひるんでいると、ページの終わりに彼女が選んだ引用文が。要約すると「想像力はポジティブに使えば意識的に念願の夢を現実化する道具になる」という内容のもの。これは直感的に<私もそう思う!>と賛成してすっと受け入れた私でした。

さてさて、お茶を飲みながらリラックスした雰囲気で始まった会。大きな瞳の奥がいつも笑ってるJさん(今日は私のコーチ!)と対面に座ってセッションスタート。

彼女と一緒にプリントを読み進めるとセラピーみたいなどうも過去とか現在に焦点をあてるというよりは未来に向かった内容らしい、という感じ。

彼女からこれからいろいろと将来をイメージして、そのイメージを書き出していく上でのポイントを聞きます。彼女から言われたポイントは次の2つだけ:手に入れた自分自身を明確にイメージすること手に入れた気持ちを先取りすること気持ちを先取りってなんか新鮮な響き!どんどんテンションがあがってくる私。

最初の質問は「すべてが可能だとしたら1年後に叶えたいあなたの願いは何?」というもの。丁度モンテッソーリのコースの真っ最中だった私は試験を無事に突破する目標やコース終了後の願いをリストにしていきます。

そして次にそれに基づいて具体的に丁度1年後の今日を設定して「未来日記」を作成します。こちらはリストではなく、未来のその日にタイムマシーンで行ってあたかもすべて体現しているかのようにその日1日の自分の様子を綴っていきます。

私の場合は「今日は誕生日イブ!学生生活も無事に終わり、9月からの就職も第一希望に決まってサイコーに楽しいバースデーイブ!愛する家族に囲まれて美味しいシャンペンをいただきながら〜」みたいなハートマークいっぱいのウキウキの日記を書きました。

そしてここで終らないのです!その次は“ホラ吹きバージョン”として1年後設定で自分の願いをもっと大きなスケールでがんがん書いていきます。私の場合は1年後の「目標」が結構がっしり固まっていたのでそれをすぐに察したのJさんから“1年後”に限定せずに“数年後”設定でもいいですよと言われ数年先の未来設定でホラをふくことに。

Jさんから“これは‘ホラ吹き’バージョンなのでもうこんな事絶対ありえない〜みたいな願望もどんどん書いて下さいね”と言われ、1年後から数年後に設定を変えたにも関わらず、比較的現実的なことを書いていた私。改めて問われて紙に書き出す事でまさかまさかあんなにも自分が願いといより現実的な目標を定めて未来に向かっているのかが浮き彫りになって新鮮な驚きを覚えました

書き終えて読み返してみて思わず「え〜っ!Jさん、私なんか全然ホラふけてない。こういう妄想得意なはずなのに何でだろ〜」と言うと「今のモトコさんがそれだけ確固たる目標があるってことですよ、ホラふけないのが悪いことでは全然ないので大丈夫!それはそれでしっかり受け止めましょう!」と一言。

今までの人生行き当たりばったりの事も多く、自分のことを着実な道を選ぶタイプではないなぁと常々思っていた私。現在の自分の在り方人生の進め方が意外にも堅実&現実派で正直驚きました。母親になったからかしら?歳取った証拠?(笑)こんなに私保守的だったかしら?きっとこれからの人生はこ構築していきたいとい私の隠れた願望が大きく反映されたのだと思います

そして未来を考えた時に主人と息子の幸せがどれだけ自分の幸せの底辺にあるのかといのも文字におこしてみて改めて実感しましたこれは見方によっては自分の人生を謳歌するのに家族にも幸せであってもらわないと罪悪感なしに楽しめないとい究極の自己中でもあるのですけれど

未来日記も実際に書いてみると未来が非常に立体的に近いものに感じられました意外にも簡単に書けてびっくり!最初の1行書き出すと面白いほどすらすら書けるんです!そして楽しい!

すべての問いを書き終えた後にお互いに発表するのですが、その時にお互いにいちいちいいねぇ〜!!!」とちょっとおおげざなくらいに相づちをいれるのですこれが妙に気持ちが良い!自分が発言したことに言ってもらうのも、彼女の発言にこちらが言うのもなんか後味がすっごく良い!

何が面白かったって、このセッションの間、Jさんがしてくれていたことは、<さぁ、私があなたを導いてあげますよ〜>みたいな手を差し伸べて来る感じでもなく、<さぁ、私を信じてすべてを話して>みたいなセラピーみたいな感じでも決してなく、私が考えて自ら答えを出せるよな質問を用意してきてくれてして願いを熱心に聞いてくれて、そして「いいね〜!」とひたすら承認してくれるということ。 

これを繰り返していると、どこからともなく<この願い絶対かなえたるでぇ〜>という気持ちになってくるのが面白かった!というか<この願い、叶うな。>という妙な自信・確信に近いものが沸き上がってくる感じと言った方が感覚的には近いのかな。何だろ、あの感覚。

そもそも私のように「私助けていただかなくてもダイジョウブです!自分のことは自分で出来ますから。はい!」みたいな自尊心の強いタイプで(笑)先述したよなコーチングに対する先入観をもし持っていて、この面白い体験を逃してしまったらもったいない!

このセッションの後私はまた前回の記事に書いた通りの忙しい学生生活に戻り、日々目の前にある事を消化するので精一杯の日々に戻りました。その後の1年間は怒濤のように過ぎ、試験や提出物を終え、卒業式を無事に終え、39歳の誕生日を祝った数日後、久しぶりにたまった書類を片付けようと本棚周りを整頓していて出てきた1年前のこのプリント。読み返してみてびっくり!

1年後の願いの項目で私が書いたのは具体的な5つ。そのうち1つは「無事にコースを卒業する」という自分の努力次第の「目標」に近いものだったので達成した事にそれほど驚かなかったものの、その他の要素は就職も含め(幾つかはプライベートなことでここに書けないのですが)自分の努力だけではなんともならないこともあったので今振り返ってなんと全部叶っているのは正直驚き!そして1年前に書いたハッピーな未来日記にかなり近い一日を先日2015627日バースデーイブに過ごしたのでした。なんかすご〜い!あの1年前のセッションの日に何かに「あなたなら全部やれちゃうから、ゴーゴー!」と後押しされた感じがよみがえりました。

<これもっと本格的にコーチングセッション受けたら人生がんがん上向きになるだろうな>、と思ったのでした。

何でも先入観にとらわれずに体験してみるっていいですね。私はJさんに出会わなかったら体験できなかった多くの気づきがあった世界です。おすすめですよ〜〜!

さてそのJさんとコーチ仲間が来る77日にロンドン市内でコーチング体験会をなさるそうです!私のように「コーチングってなに?」と思っていらっしゃるかた、面白いですよ〜体験してみてください!

詳細は:
コーチング体験会@V&A Museum Cafe
詳細申し込みは以下のリンクからお願いいたします:
http://goo.gl/Pr3jWQ


6/25/15

Montessori Journey: 2年間を振り返って。。。


2年ぶりの更新です。とにかくモンテッソーリの勉強に勤しんだ2年間でした。最後の更新はこれから学生になります宣言でした。その後、米国からJudi Orion先生が渡英されてAssistant to Infancy (0-3)のコースを指導されるという機会にも恵まれ、一年間は昼間はフルタイム学生として0-3歳児ディプロマコースを学び、そして夜&週末はパートタイム学生として3-6歳児のディプロマコースを学ぶという今振り返ると自分でもどう日々のタスクをこなしていたのかわからない生活をしていました。でも毎日が楽しかった!こんな生活がこなせたのも、とにかく辛抱強く私の勉強を見守ってくれた家族のおかげです。

学生生活が修了したら<こんなことも学んだよ!><こんなに課題をこなしたよ!><こんなに文献読んだよ!>といろいろ見て見て〜!としよう/したいと思っていたのにいざ先週末卒業式を迎えてみるととても落ち着いた自分がいることに気がつきました。経験豊かな素晴らしい先生がたや、ともに2年間学んだ仲間、そして家族の協力のもと、多くのことを学ばせてもらい、それをこれから微力ながらもこどもたちに還元していけるということがとにかく嬉しい気持ちでいっぱいです。

9月からはロンドン市内のモンテッソーリ協会の運営する「こどもの家」への就職も決まり、とにかく今はスタートまでに少しでも自分の知識(モンテッソーリ教育に直接関わることだけではなく、First Aidなどの学校内での安全面なども含め)を深められるように準備していきたいと思っています。

これからはもっと頻繁に更新したいと思います。モンテッソーリ教育に関連するおすすめの本やDVDなども紹介していければと思っています。

そしてモンテッソーリの教師になりたいと興味をもたれてリサーチしているうちに私のブログにたどり着かれた方,素晴らしい旅になると信じています。あまりの課題の量に時には終わりのないトンネルように感じるときもあるかもしれませんが、確実に出口に近づいています。そしてその出口はモンテッソーリ教師としての終わりのない発見の旅の入り口でもあります。旅を一緒に楽しみましょう!

ちなみにコースはアムステルダムに本部のあるAMI(国際モンテッソーリ協会)を強くおすすめします。日本の状況はわかりませんが、ロンドンには幾つかモンテッソーリ教員養成をうたう団体があります。しかし唯一マリア・モンテッソーリ女史ご自身が認定しているのがAMIですので本物のモンテッソーリ教育を学ぶのにはベストだと思います。私のクラスにも他の養成コースで学んだものの実際教育現場にでてみて何か違うと感じてAMIで学び直している学生が数人いました。遠回りにならないようにはじめから本物に触れて下さい!