1/9/12

おすすめブログ:Ryuzo Fukuhara「Spoken dance」

Happy New Year 2012

私のこんなブログでも一日に平均80~100人くらい訪問者がいる。私のブログと知っていてチェックしてくれている人もいれば、偶然なにかのキーワード検索にひっかかって訪れてくれる人もいる。稀にだがメールで意見や感想を送ってくれる人もいる。そんなすべての人と縁があって一時でも繋がれて嬉しい。

さて、年初めの投稿は、私が大好きな友人のブログのご紹介。
舞踏家の福原隆造さん。
6年前にベトナムとカンボジアでお仕事をご一緒したのがきっかけでお知り合いになった。
お会いした頃はチェコ在住だったが、現在はスロベニア在住。

「舞踏」というと大野 一雄氏、土方 巽氏、田中民氏などの名前くらいは聞いた事があり、雑誌の記事や短い映像を見た事がある程度の知識だった。生の舞踏を見たのは隆造氏のパフォーマンスが初めてだった。地面にすごい重力で吸い込まれていくような、でも絶対的に吸い込まれないとてつもない力強さみたいな、そんな融合に大きな感動を覚えた。

その後年月が経ち、私も当時仕事をしていたベトナムを去り、結婚・出産などで随分環境が変わった。
そんな時にFacebookで再会したのをきかっけに彼のブログの読者になった。

会ってお話した時も面白い人だなぁ、と思っていたけれど、彼の多岐に渡る洞察力の鋭さ、そして文章表現力の高さ、媚を売らない態度(これって、本当は当然のことで褒め言葉にならないんだろうけど、笑)に改めて福原隆造氏のファンになった。

地理的条件故になかなかパフォーマンスを見る機会には恵まれないけれど、今はブログを通して子育ての合間に私の思考をいろんなところにいざなってくれている。

福原隆造氏のブログ「Spoken dance」:

http://ryuzodance.blogspot.com/2012/01/5.html

12/24/11

ホームスイートホーム―暮らしを彩るかれんな物がたり



美しいひと。地に足のついたひと。という印象は以前から持っていた。
しかし彼女の世界観に深く触れる機会がないままでいた。

偶然手に取った彼女の著書「ホームスイートホーム―暮らしを彩るかれんな物がたり」を読んで彼女の生き方がとても素敵で<お手本にしたい>という感覚を久しぶりに覚えた。彼女の生き方の(もの選びひとつとっても)丁寧だけれど保守的ではなく、自由だけれど折り目の正しい感覚が読んでいて心地よかった。おすすめの良書。余談だけれど、かれんさんの文章、そして巻末におさめられた彼女のお母様である桐島洋子さんの文章を通して、かれんさんのファンになっただけではなく、洋子さんの自由奔放な生きかたや子育てが今までとは違った視点から垣間みれてそれも興味深かった。写真はすべてご主人さまである上田義彦氏によるもの。

ちなみに4年前に出版された「Handmade living 手作りのある暮らし」も同時に注文して読んでみた。私はかれんさんの人となりが深く分かるという意味では前述の著書のほうが好きだが、こちらの本も彼女が実践している手作りのある暮らしが具体的に紹介されていて良いアイディアをくれる本。こちらの写真はオオダエイジ氏撮影。

*「ホームスイートホーム―暮らしを彩るかれんな物がたり」桐島かれん著 上田義彦(写真)アノニマスタジオ
*「Handmade living 手作りのある暮らし」桐島かれん著 オオダエイジ(写真)文化出版局

11/6/11

唱歌・童謡のススメ


音羽ゆりかご会は昭和8年に東京・文京区の護国寺で発足し、日本で最も伝統ある児童合唱団として知られている。戦中から、戦後の間もない時期には「東京放送児童合唱団」として、またアニメソング等のジャンルでは「コロムビアゆりかご会」の名でも広く活躍している。

その音羽ゆりかご会に息子が入会したのがきっかけですっかり私のほうが唱歌・童謡の世界にはまっている。

三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので、子どもの頃母親が口ずさんでいた歌や幼稚園や小学校でみんなと歌っていた童謡や唱歌が心の奥深いところに生きているのを再確認。改めて歌詞を読んでみて、間違った歌詞を長年正しいと思い込んでいたことが判明したりして面白い。

例えば、私は「どんぐりころころ」の歌いだし部分を ♪どんぐりころころ ドングリコ♪ と思い込んでいたら「ドンブリコ」が正しかった。また「七つの子」の♪からす なぜ鳴くの からすは山に♪の後を♪かわいい 七つの子があるからよ♪ と歌っていたが、本当は♪かーわい 七つの子があるからよ♪ とのばして歌うのが正しかった、などなど例を挙げたらきりがない。

読み聞かせの時間に歌詞を息子に音読したり、一緒に大きな声で歌ったりして楽しんでいる。カラオケにもいかないし、特に今まで歌う事に情熱を覚えたことはなかった私だが(プロの歌を聴くのは好きだけれど)、お腹の中から声を出して言葉の美しさを噛み締めながら歌う事の気持ちよさに感動。

息子の先生、3代目海沼実(かいぬま・みのる)先生のご本が解説も面白く素晴らしかったのでご紹介:

*「正しい唱歌・童謡のススメ」海沼実著(音羽ゆりかご会会長、全日本音楽教室指導者連合会会長)ノースランド出版

10/16/11

子育て本


幼い頃から厳しく躾けられて素敵な大人になっている人もいれば、自由奔放に育てられてこれまたとても魅力的な人生を送っている人もいる。
何がベストな子育てかを語るのは一筋縄ではいかない。

以前から黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」のような随筆は子育てに応用できるヒントがちりばめられていて好きだと公言していたけれど、いわゆる子育てのマニュアル的な本を読むなんてくだらないと思っていた。きっと画一的なことが書かれているだろうと思っていたし。(実際そういう本も多いと思う)
息子も2歳8ヶ月になり、しっかりとした自我も芽生えて、すべてがスイートで順調な日もあれば親として壁にぶつかってしまう日も増えた。
そんな時ふとしたきかっけで手にした本2冊にいろいろアイディアをもらった。

「どうやって子どもを愛するか」なんて教えてもらわなくてもわかってるよ!と大きい声で言いたいところだけど、でもただ親本意で愛するだけでは子どもに伝わらない愛ってあるんだなぁ、など基本的な事に気づかされる。小さい時にいかに子どもを“子どもにしっかりと伝わる形で”徹底的に愛せるかを例題も豊富に経験豊かな幼児教育従事者が語ってくれる良書だった。

今でもこれを書いていて実はちょっとこういう子育て本を読んでしまったと告白するのがちょっぴり恥ずかしい。笑。(無駄なプライドが多い私、笑)
でもちょっと行き詰まっているママたちが、ネットでいろいろ検索して偶然にも私のブログに行き着いてくれてこの本の情報を共有することが出来れば嬉しいと思ったので書く事にした。

子どもは十人十色。どの子もたくさん素晴らしい可能性を持って産まれてきているはず。それをどうやってベストな方法で引き出してあげられるか知恵を絞るのは我々親の役目。がんばろう!

*「お母さんのための 日本一わかりやすい男の子の育て方の本」原坂一郎著(元保育士・子育てコンサルタント)PHP研究所

*「あふれるまで愛をそそぐ 6歳までの子育て 〜子どもの心にひびく愛 ひびかない愛〜」本吉 圓子著(NPO子どもの教育・幼児部門代表)株式会社カンゼン

10/15/11

わたしの愛用レシピ本


我が家は基本的にベジ食が好き。

本当は完全ベジにしたいけれど、友人との外食や我が家に肉食派のゲストもよく来る関係上完全に動物性タンパク質にさよならを告げるのもなかなか難しい現実がある。
厳密にいうと、”難しい”というよりも。きっとやはりどこかに心残りがあるのかもしれない。(菜食を続けていると自然に欲さなくなるので、日々確実にその未練も少なくなってきていますが...笑)

以前は「あれも食べません、これもなるべく食べないようにしています。」みたいな人に会うと、なんか「食=人生の楽しみ」の大きな一部分を拒否しているような人たちのように勝手に感じて<なんかお気の毒に〜>と思っていた。そして「私は(選り好みせずに)何でもいただきます!」と誇らしげに言っていた。でも息子が産まれて、食に関してもっと気を配るようになって勉強をはじめると選り好みをしないで何でも食べることの弊害が目につくようになってきた。スイーツにしても白砂糖や乳製品たっぷりのものは自然と避けるようになってきた。だって使わなくても十分に美味しいものが出来るのがわかったから。ちょっと前までは健康を意識したスイーツって”体に良さそう”な味はするけど普通のスイーツに慣れた人間にははっきりいって<これ食べるくらいなら別にスイーツ要らないし>的なものが多かったけど、最近はレシピの種類も多くて本当に美味しいものばかり。無理してる感が全くない。

家族の健康を(“内蔵脂肪の少ない健康な”そして”無駄な脂肪のない見た目にも美しい”肉体だけでなく、”クリアーな思考”や”浮き沈みしない安定した心の状態”など精神面もふくめて)毎日の食事で任されている者としてやはり野菜中心の食事にいきついた。「マクロビでなくちゃ」とか「ヴィーガン」「ベジタリアン」名称にこだわらず、良いところどりで楽しく料理&食事を続けていきたい。
写真は私が日頃よく参考にしている本たち。最近はレシピ検索などウェブでも便利にできるけれど、やはりレシピ本はあるとちょっと時間ができた時にパラパラ眺める事もできるし便利なのでおすすめ。

(左上から)
*「VEGE BOOK Eat Your Vegetables!」Cafe Eight著 リトルモア
*「VEGE BOOK2 Eat Your Vegetables!」Cafe Eight著 リトルモア
*「からだにおいしい野菜の便利帳」板木利隆監修 高橋書店
*「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」板木利隆&白鳥早奈英著 高橋書店
*「Practical Cookery VEGETARIAN」PARRAGON PUBLISHING
*「The Self-Healing Cookbook〜Whole Foods to Balance Body, Mind & Moods〜」Kristina Turner (クリスティーナ・ターナー)著 Earthtones Press
*「チャヤの からだにやさしいスイーツ」浅場康司著(シェフ・ド・パティシエ)講談社

10/10/11

復興書店



ポーランドの作家ラファル・ノワコウスキさんの「二つの物語」が復興書店のWords&Bondsに掲載されました。
私も翻訳者としてお手伝いさせていただく機会に恵まれました。とても素敵な作品です:

http://blog.fukkoshoten.com/?cid=33308

復興書店は東北関東大震災復興を書籍で支援するプロジェクトです。その仕組みは下記の通りです。以下は復興書店店長・島田雅彦氏の挨拶文から抜粋です:「作家たちに自著を提供してもらい、それにサインやメッセージを書き込み、プレミア本にして、復興書店に送ってもらう。復興書店は商品リストを作り、ウエッブ上の書店にアップする。あとは読者がお気に入りの本を買う。売上から最小限の管理コストを差し引いた額を日本赤十字社あるいは信頼のおける復興支援団体に寄付する。」

翻訳のお話をくださった増田幸弘さん(「プラハのシュタイナー学校」(白水社)等の著者)が上の作品が掲載されたWords&Bonds部門の編集長役のいしいしんじさんの評を送って下さったので転載します。試行錯誤して仕上げた箇所もあったので良い評価がいただけて訳者としてのお役目が終わってホッとしました。:

「二つの物語」それぞれが、深い印象を残しました。長い夢からさめたばかりのような読後感。いや、いまもまだ夢のかけらがまわりにこぼれ、鈍くきらめいている感じもあります。
夢見草、読み始めてすぐ、そのイマージュのあざやかさに目が喜ぶのを感じました。ぼくがその地にいたことがあるはずがないのに、自転車で風を切る音が頬のそばで鳴っている。裏庭や牧草地のかおりがたちこめてきます。やがてそれらはすべて「記憶」という透明な箱にかこわれ、大切に保存されてきたものだとわかります。小春日和の中、その箱から「わたし」は歩みだし、ずっと遠くまで歩いてきたのですが、ふりむけばその緑の光、風のきらめきがかすかに目に届いてきます。

すでに外の世界へふみでているひと、これからふみだそうというひと、みなに豊かなまどろみを与える、すばらしい散文でした。

砂の味も「記憶」を扱っていますが、それは砂でできています。さらさらとこぼれ、掘っても掘ってもつづいている湿った砂。砂のこぼれたすきまから、母、祖父の声、採掘船のきしみ、ビスワ川の流れがちらほらと垣間見えます。うす黄色の砂場で遊ぶちいさな子どもの背中も。それはもしかすると、「わたし」なのかもしれない。ほら、べそをかいてオモチャを探したり、ガールフレンドの手をとろうかどうしようかまよったりしている。光が砂のようにおりてきてすべてをかくす。わたしはあたりを見まわし、砂のセメントでできた建物群のすきまに立ちつくしながら、いまそうして立っている自分も、砂のようなものであり、はかなく崩れ、流れ去り、周囲に溶けてみえなくなってしまうかもしれない、と感じている。けれどもそれは、時間との一体化ということでもあり、母や祖父や、自分につながるさらに古いひとたちと、深いところで出会う、ということなのかもしれません。

砂を掘る子どもの遊びから、宇宙をのぞき見るような、驚きにみちた作品でした。

また、ジャッジ資子さんの訳文がすばらしく、それぞれ「夢」のような、また「砂」が流れるようなことばを浴び、快感にふるえました。ただ、訳者のことばがうつくしい、というだけでなく、ノワコウスキさんの原文を、現地のかたが読んだらきっとこんなだろう、そういう感じをうけました。うつくしいけれどわざわざ見せつけようとするうつくしさでなく、ごくふつうに語をえらんでいったらこうなった、という自然さ。訳者の透明感が、この日本語での作品をいっそうきわだたせているとおもいます。

7/20/11

wasted シネマ&ピアノ 東京&仙台公演



このブログで度々ご紹介しているアーティスト向井山朋子さんの2年にわたるプロジェクト「wasted」が東京でピアノコンサート&シネマという形で集大成を迎えます。

wastedを巡って、日本人女性たちのインタビュー等を綴ったAliona van der Horst女史のドキュメンタリー映画「Water Children(日本語タイトル:「白い迷宮」)」も同時に日本プレミアします。この映画はすでにオランダでは公開がはじまり各紙で絶賛されています。

私もインタビューされた女性の一人として映画に出演しています。

下記は主催者からのメッセージです:

「2009年に始まったプロジェクト-wastedが新潟​のあと、ジョグジャカルタ、ヘーレン、クローニンゲンと​巡回し、今夏東京に戻ります。
今回は展覧会ではなく、ピアノコンサートとプロジェクト​をドキュメントした映画上映を同時企画。
バッハの「ゴルドベルグ変奏曲」を中心に皆様からいただ​いたフィードバックを織り込んだユニークなピアノコンサ​ート。後半は2年以上掛けて制作されたアリオナ・ヴァン​・デル・ホルスト女史のドキュメンタリーフィルム「白い​迷路」を特別上映します。日本の自然をバックにしたwa​stedの展覧会の様子、日本女性とのインタヴュー、生​の尊さ、女性である事の喜びと痛みが感動的に記録されて​います。
ドキュメンタリー「白い迷路」予告編
http://www.youtube.com/wat​ch?v=Eq5L1iboQyE 」