3/15/11

東日本大震災

3月11日に東北、関東を襲った大震災。

当日私は出先から帰宅途中でした。眠ってしまったルシアンを抱っこしてマンションのある道を歩いていたら、エントランスまであと50mくらいのところで大地がグワングワンうねり始めました。かろうじて立っていることは出来ましたが、息子の安全のために安全なところに移動してしゃがみました。そこからは、高層ビルの自宅のあるマンションが左右にうねっているのが見えました。

しばらく続いた揺れのあと念のためしばらく外で待機していました。建物の安全が確認されてから自宅に戻ると、高層ビルの下層階にある我が家は本やCDが棚からいくつか落ちただけで何も被害はありませんでした。上層階では壁に大きなヒビが入ったりしたそうです。

その後夫が無事に帰宅し、TVのニュースで東北の津波の惨事を見て言葉がでませんでした。乳幼児を抱えたご家族、妊婦さん、ご高齢のかた、慢性のお病気をお持ちのかた、食料も水も充分に行き渡らない避難所で不安そうにしていらっしゃる様子をみて涙がでました。愛する家族が見つからないかたなどご自分は助かっても生きていることが辛いと感じるかたもいると思います。

家族が揃っていて、屋根のあるところにいて、食料、水、ガス(すぐに復旧しました)、電気のある今の状況がなんとありがたいことか。感謝しきれない気持ちと、全てを失ったかたたちに申し訳ない気がします。節電をする、不要な買い占めなどしない、などとりあえず今ここからできることに努めています。そして今後何ができるかを考えていきたいです。

そして今、福島原発の脅威。福島原発でつくられる電気は福島県のかたは一切享受していないということを今回のことで知りました。ことあるごとに<原子力発電所反対!>なんて言っていても、その恩恵にあずかっていたのは首都圏にすむ我が家のような一般家庭や企業たちだったんです。オール電化で便利になったねぇ、なんて喜んでいたのもすべてはこの福島原発のようなところで生まれる電力があったから。避難勧告や自宅避難を余儀なくされている近隣住民のかたたちの不安を考えるといてもたってもいられない、でも何からしていいのかわからない。もどかしいです。

とにかく有益な情報がありそうな時は主にツイッター(ネーム:motokonoko)で回覧できるようにしています。
外国の友人達にも現状をしって欲しいのでフェイスブック(ネーム:motoko uda)で近況を随時アップしています。

もしご興味があればフォローしていただければと思います。

最後に、ツイッターで友人が送って来た言葉が今とても大切なメッセージだと思いましたのでここでシェアさせていただきます:

「人は「+」の事も「-」の事も口から言う。「吐く」という字は口と±(プラスマイナス)からできてる。だけど、苦しい時や夢や希望がある時にマイナスな事を言わないでみよう。すると「-」が無くなって「叶」という字ができる。夢や希望は「叶う」」

みなさま、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

1/20/11

Viva 現代音楽 !





音楽の専門知識のない私だけれども、現代音楽は面白くってしょうがない。

語りかけて来てくれるものも稀にあれば、解りたいと思って近寄れば近寄る程ドーンっとつきはなされるもの、それでげんなりしてもう聞きたくなくなるものもあれば、突き放されればそうされるほど吸い寄せられるようにまた聞き入ってしまうもの...クラシック音楽に比べて、すごくクセのある人間と接しているような感覚。どんなに親しくなっても壁がある感じ。それが電子音的な一般的な「人間的」なイメージからかけ離れた旋律の曲でも、やはりそう感じるから不思議。

このブログでも何度も登場しているけれど、私を現代音楽の魅力に目覚めさせてくれたのはアムステルダム在住の音楽家&美術家、向井山朋子さんの存在が大きい。

その彼女が先日一曲の演奏のために来日した。その一曲は権代敦彦作曲「ゼローピアノとオーケストラのための 作品95」
1月18日、サントリーホールで東京都交響楽団と共演。

映画を見ているような立体的な作品で圧倒された。良質の戦争映画を見終えた時のような倦怠感が残った。ドシンと重く存在感があるのに、手にとろうとすると掴めない感じ。

終演後、朋子さんをはじめ作曲家や楽団員のかたなど交えてアフターパーティー。コンサート中は託児サービスに預けていたルシアンも今日は特別夜遅くまで参加。指揮者のJonathan Stockhammerさんもいらして楽しいひととき。

他のお仕事の打ち合わせ後にコンサートをご一緒したミュージカル俳優の鈴木綜馬さんも朋子さんたちにご紹介できて良かった!クリエイティブなお仕事をなさっている方達は意気投合するのも早い!(^ー^)

今年は何回ライブで現代音楽堪能できるかな?早くルシアンも大きくなって一緒に聴けるといいのにな〜!

1/2/11

2011 謹賀新年


2011年、明けましておめでとうございます。
年末年始はお天気も良くて心も軽やかに新年を迎えました。

さて、今年最初のブログは昨年亡くなった私の大好きな女性2人を偲ぶことから始めます。

一芸に秀でた人は、他にも多くの才能を持っていることが多いもの...。

2010年11月5日に亡くなった佐野洋子さん、そして12月28日に逝かれた高峰秀子さんはわたしにとって憧れの人生の先輩。

佐野洋子さんの作品「百万回生きた猫」との最初の出会いは幼稚園入園前のころ。急性腎炎とアレルギー性紫斑病で入院していたときにお見舞いに頂いた絵本がきっかけでした。読んだ事があるかたはわかると思いますが、内容はなかなか大人をうならせる深いもの。「死」が随所に描かれているので母は私に読み聞かせるタイミングを考えてしまった、と後で聞きました。あまりに幼なかったので最初の読後感は実は記憶にないのですが、その後わたしの人生で何度となく読んだ一冊。その彼女の他の著書にはまったのは高校生の頃だったと思います。その後は新しい随筆集がでるたびに買い求め、彼女の歯に衣着せぬ気持ちのよい文章、洞察力、その生き方にしびれました。

そして高峰秀子さん。通称デコちゃん。彼女が銀幕のスターであった時を私はタイムリーには知りません。たまたま母からもらった彼女の自伝「わたしの渡世日記(上)(下)」で彼女の大ファンに!とにかく生き様がひたすら潔い!そして豊富な語彙と無駄のない洗練された文章に夢中になりました。新しい随筆集を手にするたびにどんどんファンになりました。一昨年出版された齋藤明美氏の著書「高峰秀子の流儀」も彼女を知るきっかけには良い一冊かもしれません。

彼女たちの極上のエッセイにひとりでも多くの人が出会う機会があればよいと思い、下記に著書の一部のリストを掲載します!:

<佐野洋子著作一部>

わたしが妹だったとき 偕成社、1982
私の猫たち許してほしい リブロポート、1982 のちちくま文庫
アカシア・からたち・麦畑 文化出版局、1983 のちちくま文庫
ほんの豚ですが 白泉社, 1983 のち中公文庫
猫ばっか 佐野洋子の世界 講談社 1983 のち文庫
恋愛論序説 冬樹社 1984 のち中公文庫
入場料八八〇円ドリンクつき 谷川俊太郎共著 白泉社, 1984 のち集英社文庫
嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話 講談社 1985 のち文庫
ラブ・イズ・ザ・ベスト 冬芽社 1986 のち新潮文庫
私はそうは思わない 筑摩書房 1987 のち文庫
あの庭の扉をあけたとき ケイエス企画 1987
わたしいる 童話屋 1987 のち講談社文庫
あっちの豚こっちの豚 小峰書店 1988
もぞもぞしてよゴリラ 白泉社 1988 のち中公文庫
乙女ちゃん 愛と幻想の小さな物語 大和書房 1988 のち講談社文庫
友だちは無駄である 筑摩書房(ちくまプリマーブックス) 1988 のち文庫
右の心臓 リブロポート 1988
佐野洋子の単行本 本の雑誌社 1989 『がんばりません』と改題、新潮文庫
わたしが妹だったとき/こども 福武文庫、 1990 (偕成社版にエッセイを加えたもの)
わたしクリスマスツリー 講談社 1990
ふつうがえらい マガジンハウス、1991
ぺこぺこ 文化出版局 1993
コッコロから マガジンハウス 1993 のち講談社文庫
みちこのダラダラ日記 理論社 1994
ふたつの夏 谷川俊太郎共著 光文社 1995
女一匹 広瀬弦共著 マガジンハウス 1995
Catmania PARCO出版 1997
あっちの女こっちの猫 佐野洋子画文集 講談社 1999
あれも嫌いこれも好き 朝日新聞社 2000 のち文庫
ねえとうさん 小学館 2001
神も仏もありませぬ 筑摩書房、2003 のち文庫 
覚えていない マガジンハウス 2006 のち新潮文庫 
シズコさん 新潮社 2008.04 のち文庫 
役にたたない日々 朝日新聞出版 2008.05(エッセイ集)
天使のとき 朝日新聞出版 2008.12
問題があります 筑摩書房 2009.7
クク氏の結婚、キキ夫人の幸福 朝日新聞出版 2009.10
他。

<高峰秀子著書一部>

『わたしの渡世日記』上 下 文春文庫1998年3月ISBN 4167587025, ISBN 4167587033
『つづりかた巴里』潮出版社1979年7月ISBN 4267049505
『私の梅原龍三郎』文春文庫1997年10月ISBN 4167587017
『にんげん蚤の市』文春文庫2000年1月ISBN 4167587041
『台所のオーケストラ』文春文庫2000年11月 ISBN 4167587055
『にんげんのおへそ』文春文庫2001年10月 ISBN 4167587068
『コットンが好き』文春文庫2003年1月 ISBN 4167587076
『人情話松太郎』文春文庫2004年1月 ISBN 4167587084
『おいしい人間』文春文庫2004年7月 ISBN 4167587092
『にんげん住所録』文春文庫2005年7月ISBN 4167587106
『にんげん蚤の市』清流出版2009年7月ISBN 4860292863
他。

12/4/10

映画「ノルウェーの森」



もうすでに随分話題になっているが、村上春樹の「ノルウェーの森」がべトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督によって映画化された。日本では12月11日に公開。公式サイト:

http://www.norway-mori.com/index.html

わたしが2000年から2007年まで住んでいたべトナムのホーチミン市(サイゴン)で私はトラン・アン・ユン監督の弟さんヘンリーとその奥様と出会った。サイゴンのような小さい街の、それも外国人コミュニティーはさらに小さいので意外な人とお友達になる機会がある。彼らや他のベトキュウ(外国国籍を持っているべトナム人)の友人たちを通じて、監督の作品に触れる機会を持った。

ベトキュウの活躍に関して素直に認められないべトナム人。現代美術の世界においてはジュン・グエン・ハツシバやディン・キュー・レーが良い例だろう。

トラン・アン・ユン監督の1993年の作品「青いパパイヤの香り」は、その静謐な映像美に私は圧巻されたが、撮影が全部フランスだったことや(最初はべトナムでのロケを予定していたが諸事情で中止)、映画の中のベトナム語が発音などは正しいのだけど(キャストはべトナム語を母国語とする俳優だから当然)内容や会話のリズムがフランス語から翻訳し直したべトナム語で不自然という批判を受けていた。

その後も一部のインテリを除いては世界的な反響の大きさに反して、監督の作品はべトナムではほとんど無視されていた。

そしてダークなべトナムの一面を見事に描いた1995年の「シクロ」はさらなる国際的評価を得たにもかかわらず、べトナム国内では「べトナムのネガティブな印象を世界に与える作品を作った!」として酷評される。そして映画は検閲にひっかかり上映禁止。

しかしその後の作品では(「夏至」など)べトナム国内でも有名な俳優たちが協力したことなどもあり、監督への風当たりも昨今では少なくなってきているよう。若い子たちの間では逆にクールな人として尊敬されている。

「ノルウェーの森」がべトナムでもお目見えするのかはまだわからないが(たぶん海賊版DVDででまわるのかな)、日本文学は古典から現代の作品までべトナムでも翻訳され広く読まれているし(ちゃんと翻訳・出版の権利を得ているのかは不明...。)村上文学のファンも多い。どんな反響があるか今から楽しみだ!

ちなみに12月9日、村上春樹氏の母校でもある早稲田大学で監督をゲストに講義があり、一般人も参加可。詳細は下記:

http://www.waseda.jp/student/weekly/contents/2010b/1230/230b.html

12/2/10

HEMP HAND PROTECTOR by The Body Shop


昔、ある知り合いの大人の女性がハンドバックからさりげなく外国製のハンドクリームを出してさっと手に塗っているのをみて<なんか素敵っ!>と思ったことがある。

リップグロスみたいなので乾きそうな唇をさりげなく潤わせているのも<なんか素敵っ!>と思ったのを覚えている。

お化粧みたいな自己表現とは違って、素肌を気遣ってケアしている感じが美の上級者に見えたのだと思う。

表示が日本語の薬品ぽいのではなくて、”外国製” というところがポイントなのがなんとも幼稚な憧れだけど。(笑)

それ以来何度か自分でも小さなハンドクリームをバックに常備してみて誰かとの会話中に”おもむろに” とりだして ”さりげなく”
つけるという矛盾をして素敵な大人の女性を演じてみたことはあったけど、その当時の私の手は保湿十分でクリームの必要なんて実はなかった。だから結局“素敵な”習慣にはならなかった。

ところが、結婚、出産、育児と人生が進むにつれて、必然的に水を使う機会も増え、昨年から冬になると手の皮膚が乾燥するのが悩みに!
そうなのだ。昔ハンドクリームに憧れていた当時はお家のお手伝いもろくにせず、水仕事なんか無縁の時代。プラス若かったし...。

今幾つかクリームを試してみて落ち着いたのが結局近所のThe Body Shopで購入したHEMP HAND PROTECTOR.

そう、憧れの”外国製”クリームがついに私の日常に〜!

...でも、決定的に違うのは...使用する自分がもはや憧れを追うわけでもなく、お洒落にでもなく、本当に切羽詰まって藁にもすがる思いで皮膚に擦り込んでいるという現実。笑。

でもすごく良くて、お肌もしっとり、気に入っています!

つけた直後はさすがにHEMPの独特の匂いがあるけど(私は好き)、ちょっとすれば皮膚に浸透して問題なし。食器洗いの時にお皿やコップに匂いが移ることもないし、サラダを作っても全く匂い移りなし。これって結構重要ポイント。

おすすめですよ〜!

11/18/10

近況報告&本のご紹介




うわぁ〜〜
昨年末「来年こそはマメにブログ更新!」と誓ったのにも関わらず、2010年はこのポストを入れて7回目!
そしてもう11月中旬ではないですか!!(涙)

FacebookやTwitterをやっていると、そこでかなりの量の情報交換が出来てしまうので(かつとてもスピーディー!)ブログの利用率が少なくなってしまいました...とほほ。でも最近有り難い事に「ブログたまにチェックしてるけど更新してないのね〜楽しみにしてるわよ!」と叱咤激励してくださる方に続けて会う機会があって気合いを入れ直す事に!

さて、とりあえず近況報告。我が息子ルシアンは早くも1歳9ヶ月になりました。
最近はもっぱら現代美術関係の仕事もお休み状態でルシアン中心の生活になっています。
言葉も増え始めて毎日のコミュニケーションがさらに楽しい!

ルシアンがいることで地元早稲田をお散歩する機会も増えたし、コミュニティーとの関わりも増えたり、と良い経験をたくさんさせてもらっています。

最近、2冊絵本関連の面白い本に出会いましたのでご紹介:

まずは、近所の古本屋さんで50円で購入した松居直著の「絵本とは何か」(日本エディタースクール出版部)。昭和48年出版。
福音館書店の元編集者、後に社長になられた(今は引退されて相談役)松居氏の児童文学に関する思いがたっぷりと詰まった本。語り口が親しみやすいので学問的なところも読みやすく、推薦絵本リストも充実。タイトル通り子どもにとって、そして我々大人にとっての絵本とは何か?と考えさせてくれる。

そして2冊目はお友達からいただいた落合恵子著の「絵本処方箋」(朝日新聞出版)。こちらは今年出版された新刊。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」を主催する作家である落合氏が<すべてを投げ出したくなったら><あとに残された悲しみに耐えられなかったら>や<雑に暮らしているな、と思ったら>等々、気持ちに合った本をチャプターごとに紹介してくれる。とくにパンチの効いた教訓的なメッセージではないけれど、どこかほんわかさせてくれる彼女の語り口に優しい気持ちにさせられる。そして実際に紹介されている絵本を子どもと読みたくなる、そんな一冊。

あと今年中に何回更新できるかなぁ〜?(^ー^)

7/30/10

LAFFOOのブログご紹介

アート活動とは別に私が東京本部副代表を務めるファンド・レイジング活動。
べトナムでの育英基金(奨学金)制度やネパールの小学校建設&運営費援助等いろいろ活動しています。
ファンド・レイジングイベント情報も随時更新しています!

http://laffoo.blogspot.com/