9/17/05

あー、横浜。





現在横浜。4月の香港でのワークショップでお会いして以来いろいろとお世話になっているArt Autonomy Network (AAN)さんが企画するイベントに時間がある限りお邪魔している。先週金曜日のビデオ・スクリーニングでは台湾のビデオ・アート作品のコレクション、そして昨日はドイツのビデオ・アート作品群。それ以外には日曜日の様々なオルタナティブなアートシーンで活躍されるアーティストや企画者達のプレゼンやディスカッションなどイベント目白押しである。(詳しくは:www.a-a-n.org)。お話を聞くのももちろんだけれど、やはり現場でお仕事をなさっている方達と直接お知り合いになって今後の情報交換につながるのが私にとっては大きな収穫。AANのメンバーの皆さん、本当にお世話になっております!感謝です!

さて、先週日曜日のラウンド・テーブル・ディスカッションの後、流れに流れて横浜トリエンナーレのオフィスになだれ込み、深夜の宴に、笑。傍らではメールの応対などで深夜にも関わらずお仕事に勤しむ方もいつつ、そしてビールやお酒で一息つく一角あり、で和気藹々な職場。サイゴンでの相棒スーは今回は横トレのアーティスト・コーディネーターという事でこのオフィスで机をもらってがんばってる。サイゴンではいつもイライラストレスのかたまりみたいなスーばかり見ているので(サイゴンは仕事をするのにはタフなところです!)忙しいながらもリラックスしているスーを見て嬉しくなる。相棒は失いたくないけど、正直、「この人はサイゴンじゃないこういうところで仕事したほうが本領発揮できていいのではないのかしら...」と思ってしまう、笑。

横浜は歩きやすくていいところ。この間深夜の街をあるいたけど、ほどよく陰と陽があっていい街。昼間でも東京の街ほど機械音や、やたらと四方八方から襲って来るアナウンスの嵐も少ない気がするし。心にさざ波が立たなくていい。バーのお酒の種類も銀座ほどじゃないけど、悪くない。それにしても日本人はスコッチ飲む人が多いんだなー、といつも思う。プレミアムなボトルもちょこんと街の小さなバーにおいてあったりして驚く事多し。でもラムとかのセレクションがもっと充実してくれていると私的には嬉しいんだけど、笑。
あれ?アートの話がお酒の話になってしまった、笑。

9/7/05

おー、ハワイ


ベストフレンドのウェディング。前の晩感情的になって(私がマリッジブルーになってどうするのだ、笑。)飲み過ぎて気がついたら朝の4時。当日は「超」二日酔い。とにかく気力で持たせようと心に誓う。行きのリムジンの中では周りに合わせて楽しそうにしつつもその実かなりやばかった、笑。でもSt. Andrews Cathedralでの式が始まるとあまりの花嫁の美しさと、バージンロードを歩く父娘の姿に体は二日酔いと戦いながらも心の芯が震えたぁ。泣くもんかっ!と思っていたのに、あーあ、やっぱり泣けた。お二人よ、末永くお幸せにね!!

さて、ウェディングは最高だったけど、やっぱり私にとってハワイ、特にホノルル・ワイキキ周辺は正直辛かった。海は大好きだけど、あのワイキキの「私たちハッピーだもんねっ!」って人々のオーラがまず辛い。そしてあの「人生楽しまなきゃぁ〜、ららら〜ん、うふふ!」みたいなハワイアンミュージックが聞こえて来るともうどうして良いのかわからない(笑)要するにきっと私は単なるひねくれ者(笑)でもやっぱり私には陰のないハッピーな国はやっぱりどこか辛くて痛いのですっ!(きっとホノルルにもダークな部分もあるんだろうけど、それを打ち消すだけのハッピーオーラがそこらじゅうに...)

ウェディングの写真はプライバシーの関係上載せられないので、代わりに夜のレセプションパーティーで華麗なフラダンスを披露してくれた元ミス・ハワイ(?)のお姉さんの写真。終始満面の笑顔のお姉さんにハワイを見た。そしてやっぱりちょっと辛かった、笑。非常にスウィートで辛ぁーいハワイ滞在でした。

8/31/05





最近ベトナム人の友人の間ではよく「Nhat Ky Dang Thuy Tram」の話題がでる。
これはベトナム戦争中にベトコンの医師として従事していたDang Thuy Tramが残した日記である。ベトナムではこの20年の出版史上で記録的なベストセラーとなっている。1970年に亡くなる数ヶ月前までを記した彼女の日記は、一度はアメリカ軍の手で軍の資料として不要な遺品として他の者の遺品と共に燃やされそうになるが、当時アメリカ軍の通訳をしていたNguyen Trung Hieuがその内容に心を打たれ、上司であったFrederic Whitehurstに保管をすすめる。Hieuの訳によって内容を知ったWhitehurstも同様に、敵側であったこの一人の共産党員女性の生き方に感動し自分のポケットに入れて戦火をくぐりぬけその後アメリカに持ち帰る。日記を家族に返すべく、彼のTramの肉親探しがはじまるが難航ししばらく中断せざるをえなくなる。しかし諦めかけていた頃に彼と彼の弟Rober Whitehurst(彼もベトナム戦争に参加、後ベトナム人女性と結婚。)が参加したベトナム戦争関係の会議の席でこの日記を発表した事から違う学者(Ted Engelmann)の助けによって家族が発見され今年4月末家族のもとにスキャンしてCDにおさめられた日記がEngelmannによって手渡された。Tramの81歳になる母親は娘の死から35年後に日記を通して娘に再会する事になった。原本はテキサス州にあるテキサス・テク・ユニバーシティーのベトナムセンターにおさめられている。現在オダカ・タイ(日本語の漢字不明)氏によって日本語への翻訳が進められており、来年には出版される予定らしいので興味のある方は乞うご期待。
実は私まだこの本を読んでいないのだが、先日、一足先にベトナム人アーティストNguyen Nhu Huyがこの本からのインスピレーションを元に作った作品をみる機会があった。シースルーのオーガンジーの布にこの日記に登場する人々の名前が刺繍されている。天井から吊るされたシースルーの布を通して布の反対側の世界とその間にしっかりと存在する歴史を生きた人々の名前。布の向こうに我々が見ているのは過去なのか未来なのか?

8/29/05

スポーツで健康向上!?




台湾にいるお友達Mさんはかなり台湾バスケにはまってるらしい。東京のお友達Tさんは最近ヨガを始めたらしい。うーー、スポーツの秋には早いけど、私もスポーツの晩夏を楽しもう!という事で張り切ってサイゴン競馬場に繰り出した!基本的にはドンキーみたいな馬を推定年齢10歳位の(一応規定では14歳以上となってはいるが。。。)ちびっ子ジョッキーが走らせるのだけれど、最近オーストラリアから40頭サラブレッドを輸入して日曜日だけレースをするとの情報!サラブレッドを走らせるための技術をマレーシア人調教師がベトナム人ジョッキーにトレーニングしているらしい。競馬場にも国際化の波が!昨日は残念ながらサラブレッドのレースは中止だったのだけれど、エアコンの効いたVIPルーム(といっても、650円位払えば誰でも入れる、笑)での観戦楽しかった!

さて、午後5時に最終レースが終わったものの、まだ体がなまってる!そりゃそうだ、食べて飲んで馬が走るの見てただけではスポーツにはならん!ということで、もう一つの我々的に流行ってるスポーツ、ビリヤードに繰り出す。何十台もビリヤード台が並び、ひたすら玉を突き続ける人間の姿は結構圧巻である。それにしてもベトナム人はビリヤードが上手い。他に娯楽がないからか、結構さびれた小さな町にいってもカフェとかにビリヤード台があって男の人達が玉突きに高じてる姿をよく目にする。サイゴンの大きなビリヤード場ではお客の相手をする短いスカートのホステスの女の子達もとてつもなく上手い。可愛いだけではビリヤード場のホステスにはなれないのである。女の子をナンパするつもりで一緒にゲームをしはじめて彼女の強さに呆然とし、最後にお愛想で「勝たせてもらった」という例をよく知っている、笑。よくテレビでビリヤードの国際試合をみるのだけれども、ベトナム人選手はまずみかけない。フィリピン人はよくいるけれど。査証の関係で簡単に海外試合にいけないから、自ずと選考からもれるのかなぁ。。。なんて私は思ってるのだが。真相はいかに。それにしても非常に健康的な(?!)スポーティーな一日でした。笑

8/26/05

カッコいい友



最近はもっぱら招待したりされたりで我が家か友人の家で食事をとる事が多い。
先日は長年の友人Didiのお家で(というか台所で)のディナー。ビートルートの冷たいスープ美味しかったぁ。Didiは古い英国の家系の出で実はお嬢様なのだけれど、非常になんというか、自然志向で、ワイルドな人である。さすが、野生動物保護のオーガニゼーションを任されてるだけあって、ヤモリ、ゴキブリ、鼠が走り回っててもいつもの笑顔で非常に寛容である。足の甲をサーッと走り抜けていくゴキちゃんに驚きもしなくなった自分が怖い。やっぱりベトナム5年もいると怖いものが減るっ!(笑)
さて、今日はもう一人お客がいた。久しぶりにあうロックスター!Le Roy。今日(この投稿をしてる現在)実は彼のお誕生日で59歳。夜ライブがある。サンフランシスコ出身で、無茶苦茶飛んでて面白い。その昔、彼が若かりしロックンローラーだった時はジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリンやミック・ジャガーとも親交があり写真好きの人はご存知と思うけれどAnnie Leibovitzがローリングストーンズの専属カメラマンしてた頃の写真を見るとLe Royがよくミックの後ろのほうでドラックで飛んじゃった顔で映ってたりする。そんな彼が今サイゴンの安宿街の一室に住んで、生活のために英語を教えて(授業中もほとんど歌っているらしい、笑)、週末ライブして地元人を湧かせて、週1回パリに住んでる5度目の奥さん(今は離婚)との間の愛息子(10歳)と電話をするのを楽しみにして。。。ちょっと間違えたらかなり惨めそうな生活に聞こえるんだけど、全然落ちぶれた感じとかじゃなくて、なんというか、こう悠々と人生を生きてる。すっごいカッコいいんだなぁ。。。人生なんでもありだなぁ、と信じさせてくれる貴重な友よ、ありがとう〜!

ブログアド変更!

ヤフーのブログに書き込みができなーい!という苦情が殺到。さて、どうしたものかと悩んでいたら、友人からこちらのブログを紹介してもらった。うーん、こっちのほうがエディットしやすいし、可愛いぞっ!というわけで、変更!

8/15/05

Saigon Biennale Workshop





8月13日の土曜日のサイゴン・ビエナーレの一環でワークショップが行われた。すったもんだがあったすえに結局キューレーターに落ち着いたのはジュン・グエン・ハツシバ。今回のワークショプはカリフォルニア州、ミルズ大学のMoira Roth教授を招いてのパフォーマンスアートの講座。偶然にもミルズは私の母校という事もあってRoth教授との嬉しい再会となり個人的にはハッピーな出だし。ワークショップはランチをはさんで午前、午後の2部制。午前中はプロジェクターを使って過去のベトナム人アーティストの作品発表やRoth教授によるアメリカ人パフォーマーの作品を幾つか紹介、そして午後は実際に皆でパフォーマンス体験という内容。
ベトナム人は時間にルーズなので有名なのだが、(南国の人の時間感覚は日本のそれとはだいぶ違います。。。)今日は開始予定時刻10時にはほぼ全員集合。しかし、肝心のワークショップが始まらない!原因は会場が明るすぎて壁に映したイメージが見えないとのこと。会場の片側には大きな窓が2つあって燦々と太陽が差し込んでいる。ベトナム人アーティスト達は別に気にする様子もなく各自適当に時間をつぶしているが、私から言わせると「何故事前に会場やテクニカルチェックしてないの?!」という素朴な疑問。個人の家でのプライベートな集まりならまだしも、一応「サイゴン・ビエナーレ」企画である。キューレーターのジュンも汗をかきかき窓に覆いをつける作業をしている。「これもパフォーマンスの一環でーす!」なんてコメントでジュンは会場を笑わせていたけれど、心中は穏やかではないはず。。。30分遅れで始まったワークショップはベトナム系アメリカ人アーティストRich Streit-matter Tran等による作品上映。幾つかは観た事がないのがあったので参考になったが、基本的にはあまりパッとした作品はなかった。なにか洗練された感じがないというか、妙に「アジア」を狙いすぎた作品が多いと言うか。ランチは廊下にセットアップされたテーブルで皆仲良く会食。久しぶりに会うパフォーマンスアーティストLy Hoang LyやNgo Thai Uyen, Bui Cong Khanh、ベトナム系アーティストのDinh Q Leなどと近況報告で盛り上がる。午後はRoth教授が指揮をとって会場一体となってのパフォーマンス。。。になるはずが、彼女の用意してきたマテリアルは言葉に頼ったものが多く、やはりバイリンガルの環境ではスムーズにいかない。それでも会場は笑いに包まれて和やかだったのは救われる。でも「笑い」だけでは、物足りないぞ!午後の部最後の最後に即興でホイアン出身のアーティストBui Cong Khanhがパフォーマンスをする事に。彼は1、2分会場を歩き回り皆から携帯電話の番号を集めている。そして隣の部屋へと姿を消した。すぐに会場の一人の携帯がなり、彼女は隣の部屋のKhanhから電話で指示をうけた通りに歩き回ったり、歌ったりしてパフォーマンスしている。次に違う人の携帯が鳴りその人もパフォーマンスを始める。。(15分くらい続いた)。。。彼の「自分ではしないパフォーマンス」。。。なかなか面白かった。