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3月4月はサイゴンはお客様の多い月だった。まず森美術館副館長、南條史生さんがアーティスティックディレクターを務めるシンガポールビエナーレ2006の関係で来越。albbのオフィスを訪れてくださった。後日、新美術新聞に我々の活動の事を記事にしてくださったとご連絡いただいたがまだ記事を読む機会がなくて残念...続いてはシンガポールのThe Artists Villageや香港のAAAのシンガポール担当のJuliana Yasinが来年のパフォーマンスプロジェクトの打ち合わせで来越。彼女とは他のカンファレンス等でもちょくちょく会ってるので楽しい再会となった。同じくシンガポールからはEarl GalleryのJuneも遊びにきた。そして同時期にタイのMekong PressからDayaneetha De Silvaがベトナム人ライターのリサーチのために来越。ベトナム人のアーティストは兼業でライターや詩人というケースが多いので何人か紹介する。そしてオーストラリアからDr Ashley Carruthersがリサーチで来越していたのでalbb talks のシリーズでSaigon from the Diasporaと題したレクチャーを企画。(結局今回は政治的な諸事情で当日キャンセルになってしまった。残念!)外見上こてこて白人のAshleyがベトナム人以上にインテレクチュアルなベトナム語を流暢に操るのは見ていて圧巻。そして4月もそろそろ終わりの今週は日本からNIPAFの霜田誠二さんが来越。前回彼らがRich Streitmatter-Tran 達とサイゴンでパフォーマンスをした時は文化警察が途中でイベントをシャットダウンしたりといろいろあったらしいが、今回はパフォーマンスはなしでAtelier Wonderfulでのトークのみだったよう。トークの詳細はRichのブログからどうぞ:http://www.diacritic.org/blog/
小さい街サイゴンだからお客様がくるとアートコミュニティー全体で結構盛り上がる。こういう時東京とかNYとか大都市のアートコミュニィティーだったらこんなにしょっちゅう訪問者との出会いを楽しめるのかなぁ...なんてふと考えてしまう。