8/15/06

ドリーム・コレクター経過報告


7月にスタートしたドリーム・コレクター。40人の参加者を迎えてプロジェクトも残すところ2週間となった。街中のカフェや夕方運動をしに人が集まる公園で参加者を募り、彼らの家に出向きベットシーツを配布。そして一週間後に再会し、その間に参加者がシーツを使って寝た時にみた夢の話をきっかけに対話をはじめる。はじめは他人だったアーティストと参加者が、ベットシーツ配布時には知り合いとして会い、そしてミーティングを通して友達になっていく。言葉の全く通じないケースもあるが一つ一つバリアーをクリアーしていく。こうして集められたサイゴンローカルの言葉は一つ一つ刺繍としてひとまず回収されたベットシーツに施され、40枚のシーツを使ったインスタレーションが26日(土曜日)中心部の病院内にある敷地の並木道をつかって発表される。そしてインスタレーション終了後刺繍のほどこされたベットシーツは参加者に返却される。 松坂愛友美とアルバ・ナバス・サルメロンという2人のそれぞれ個々の活動も活発なアーティストがチームを組んでプロジェクトをする場合はやはりアーティスト間での相違があって当然である。その2人が話し合って1つのものを作り上げていく課程も興味深い。プロジェクトのディテールは9月にカタログにまとめる。8月10日ホーチミン市にあるオーストラリアの大学RMITにてトークも行った。9月6日はベトナム・日本人材協力センター(VJCC)でもトーク+ディスカッションを予定している。