1/20/11

Viva 現代音楽 !





音楽の専門知識のない私だけれども、現代音楽は面白くってしょうがない。

語りかけて来てくれるものも稀にあれば、解りたいと思って近寄れば近寄る程ドーンっとつきはなされるもの、それでげんなりしてもう聞きたくなくなるものもあれば、突き放されればそうされるほど吸い寄せられるようにまた聞き入ってしまうもの...クラシック音楽に比べて、すごくクセのある人間と接しているような感覚。どんなに親しくなっても壁がある感じ。それが電子音的な一般的な「人間的」なイメージからかけ離れた旋律の曲でも、やはりそう感じるから不思議。

このブログでも何度も登場しているけれど、私を現代音楽の魅力に目覚めさせてくれたのはアムステルダム在住の音楽家&美術家、向井山朋子さんの存在が大きい。

その彼女が先日一曲の演奏のために来日した。その一曲は権代敦彦作曲「ゼローピアノとオーケストラのための 作品95」
1月18日、サントリーホールで東京都交響楽団と共演。

映画を見ているような立体的な作品で圧倒された。良質の戦争映画を見終えた時のような倦怠感が残った。ドシンと重く存在感があるのに、手にとろうとすると掴めない感じ。

終演後、朋子さんをはじめ作曲家や楽団員のかたなど交えてアフターパーティー。コンサート中は託児サービスに預けていたルシアンも今日は特別夜遅くまで参加。指揮者のJonathan Stockhammerさんもいらして楽しいひととき。

他のお仕事の打ち合わせ後にコンサートをご一緒したミュージカル俳優の鈴木綜馬さんも朋子さんたちにご紹介できて良かった!クリエイティブなお仕事をなさっている方達は意気投合するのも早い!(^ー^)

今年は何回ライブで現代音楽堪能できるかな?早くルシアンも大きくなって一緒に聴けるといいのにな〜!