3月11日に東北、関東を襲った大震災。
当日私は出先から帰宅途中でした。眠ってしまったルシアンを抱っこしてマンションのある道を歩いていたら、エントランスまであと50mくらいのところで大地がグワングワンうねり始めました。かろうじて立っていることは出来ましたが、息子の安全のために安全なところに移動してしゃがみました。そこからは、高層ビルの自宅のあるマンションが左右にうねっているのが見えました。
しばらく続いた揺れのあと念のためしばらく外で待機していました。建物の安全が確認されてから自宅に戻ると、高層ビルの下層階にある我が家は本やCDが棚からいくつか落ちただけで何も被害はありませんでした。上層階では壁に大きなヒビが入ったりしたそうです。
その後夫が無事に帰宅し、TVのニュースで東北の津波の惨事を見て言葉がでませんでした。乳幼児を抱えたご家族、妊婦さん、ご高齢のかた、慢性のお病気をお持ちのかた、食料も水も充分に行き渡らない避難所で不安そうにしていらっしゃる様子をみて涙がでました。愛する家族が見つからないかたなどご自分は助かっても生きていることが辛いと感じるかたもいると思います。
家族が揃っていて、屋根のあるところにいて、食料、水、ガス(すぐに復旧しました)、電気のある今の状況がなんとありがたいことか。感謝しきれない気持ちと、全てを失ったかたたちに申し訳ない気がします。節電をする、不要な買い占めなどしない、などとりあえず今ここからできることに努めています。そして今後何ができるかを考えていきたいです。
そして今、福島原発の脅威。福島原発でつくられる電気は福島県のかたは一切享受していないということを今回のことで知りました。ことあるごとに<原子力発電所反対!>なんて言っていても、その恩恵にあずかっていたのは首都圏にすむ我が家のような一般家庭や企業たちだったんです。オール電化で便利になったねぇ、なんて喜んでいたのもすべてはこの福島原発のようなところで生まれる電力があったから。避難勧告や自宅避難を余儀なくされている近隣住民のかたたちの不安を考えるといてもたってもいられない、でも何からしていいのかわからない。もどかしいです。
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最後に、ツイッターで友人が送って来た言葉が今とても大切なメッセージだと思いましたのでここでシェアさせていただきます:
「人は「+」の事も「-」の事も口から言う。「吐く」という字は口と±(プラスマイナス)からできてる。だけど、苦しい時や夢や希望がある時にマイナスな事を言わないでみよう。すると「-」が無くなって「叶」という字ができる。夢や希望は「叶う」」
みなさま、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。