4/23/06

600Images60Artists6Curators6Cities展





すっかり3月末のa little blah blah主催の600IMAGES 60ARTISTS 60CURATORS 6CITIES展のご報告が遅くなってしまった。これはそもそも約一年前にBangkok, Berlin, London, Los Angeles, Manila そしてSaigonの6都市でネットを駆使して作品イメージを集めて6都市でオープニング「同時開催」をねらった企画だったのだが、サイゴンのみが検閲の関係で断念。その代わりに昨年6月に非公式なプレビューをスライドショー形式で開催した。その同じ展覧会の本番が今回やっと出来る運びとなった!
結局今年も挑戦した検閲、作品のコンテンツ自体には問題はなかったものの、(ベトナム政府が気にするのは政治的+性的な表現,
今回の作品のテーマは基本的に「街(やそれにまつわるもの)」なのでオーケー)やはり各都市10人ずつ、トータル60人のアーティストのすべての情報を集めて提出する等不可能な点が多く、結局Tanquerayジンのスポンサーを得てプライベートパーティーとして普段はカフェとして使われているフレンチビラを600枚の白黒写真でハイジャックした。
ちなみにこの展覧会、スーはサイゴンのキューレーターを務めており、私はアーティストとして作品を納めている。

3/31/06

albb profile:Rich Streitmatter-Tranトーク





3月30日(木)albbオフィスでサイゴンベースのアーティストRich Streitmatter-TranがHard Copyと題してアーティストトーク+過去のパフォーマンスやビデオアート作品の上映会を行った。Richはベトナム在住中国系の両親の下に生まれ、その後すぐに孤児になり、アメリカ人夫婦に引き取られてアメリカで教育を受けて育った。米軍に従事していた時期もありユニークなバックグラウンドをもつ。パフォーマンスやビデオアートを中心に様々なメディアで活躍。2004年のGwangju Biennaleのパフォーマンスが記憶に新しい。Richがサイゴンをベースに活動をはじめて2年半。はじめから知り合いだったにも関わらずスーも私も彼の今までの活動の詳細を案外知らなくて、私達にとってもすごく彼を知るいい機会になった。彼の今までの活動の様子は彼のウェブサイトから: www.diacritic.org

3/16/06

ジョグジャカルタ(2006年3月7日〜15日)





昨年から始まったAsian Bridgesというリサーチプロジェクト。東京、香港、ジョグジャカルタ(インドネシア)の3都市のオルタナティブアートスペースを調査+ネットワーキングそして将来的にアートプロジェクトとして結びつけていこうという試み。Arts Network Asiaからサポートを受けて昨年5月に東京と香港編は無事終了。ジョグジャは本当は昨年後半にリサーチ予定だったのが諸事情が重なって今年まで延期になっていた。
出発前からすでに知り合いのCemeti Art HouseのMella やNindityoからの情報やインターネットや本を使って下調べ。昨年お知り合いになった茨城県のARCUS STUDIOの鈴木慶子さんにも情報をいただいてとても助かった。昨年横トリの時にサイトでMellaのビデオ作品撮影とHedi Hariyantoのインスタレーションのお手伝いをしたので彼らとの再会も楽しみにしての出発。
到着後から地元アーティスト達の温かいサポートのおかげですべてのインタビュー/リサーチも上手くいき無茶苦茶プロダクティブで楽しい旅となった。とくに滞在中いろいろお世話してくれた地元のアートライター・キューレーターのA. Sudjud Dartantoと彼を最初に紹介してくれたアーカスの鈴木さん本当にありがとうございました!
出会ったアーティスト皆に感謝の気持ちでいっぱいだけれど、なかでも上記したSudjudと毎回遊びに行く度にご飯を作って歓待してくれたVenzhaと奥様のIreneにも特に心から感謝の気持ちをつたえたーい!リサーチ用のノートも、心も、胃袋も満たされた旅でした...

albb talks プロパガンダ・アート




2月28日、albbラウンジでLucy Forwoodをゲストスピーカーに招待して「Why Propaganda Art?」のトークを開催。ベトナムのプロパガンダアートに関する本は幾つか出版されているが、2ヶ月前にまた新たな本がベトナムベースの出版会社Dogma Publishingから出版された。タイトルは「Morale from the Ministry」Lucy はその著者。トークは彼女の今までのリサーチ旅行からのエピソードや本に収められているポスターの解説を中心に進められた。今回のプロパガンダアートトークは政治的な事を中心にではなく、プロパガンダをアートとしてみる、と宣伝したにもかかわらず、多くのベトナム人アーティストや友人は政治的な事に関わりたくないと参加拒否。参加者は一人のベトナム人アーティスト・アート評論家をのぞいてすべて在住外国人。

プロパガンダポスターは時代とともに内容を変えつつも未だにベトナムの街を歩くと至る所で見られる。戦争中はもちろん国民の戦意を高める内容が主だったが、最近はもっぱら「エイズ撲滅!」的な内容が中心。また最近ではベトナムベースのPR会社などがパロディーバージョンを作っているケースも目立つ。もちろんベトナムのマーケットではつかわずに、彼らの欧米などのクライアント用。なんでもビジネスになっちゃうベトナム...笑。

2/28/06

Zinesコレクションの週末公開






2月25日、26日の2日間a little blah blahのオフィスを開放してオーストラリア・メルボルンのプライベートコレクションから借りたZinesコレクションを公開した。

ZinesはもともとはMagazineのzineから派生した言葉で、低予算で出版された本の事。中には印刷も、製本もすべて手作りのものも数多くある。ここ20年位アメリカやオーストラリアでは時には“アーティスト・ブック”などと名前をかえて盛んにつくられてきた。そのルーツは20世紀初頭にさかのぼり、ダダのマニフェストや、シュールレアリズム、シチュエーショニスト、アバンギャルドの発展にも大きくかかわっている。ほとんどのZinesは無料で配られる事が多いが、販売される場合は大抵1ドルから5ドル位でフリーマーケットやレコードショップ、その他Zines専門のシンポジウムなどで売買される。

アートに限らずZinesのカバーするエリアは数えあげたらきりがないがその幾つかを紹介すると:文学、アニメ、政治、精神世界、性、音楽、詩、サイエンスフィクション、UFO...等々。

今回はメルボルンからのコレクションに加えて、新しくサイゴンにオープンしたAtelier Wonderfulから借りたヨーロッパからのコレクションも幾つか公開。

我々のインビテーションだけでなく、口コミでも広がって大反響。正直、こんなにサイゴンローカルが関心を示してくれるとは思っていなかったのでスーと私にとって非常に嬉しい週末となった。

2/20/06

asia-pacific triennial of contemporary art 2006



オーストラリアのブリスベンにあるQueensland Art Galleryはasia-pacific triennial of contemporary art のホストとして知られているところだが、またその時期がやってきた!前回2002年のAPTは一時は60名以上にまで拡大していた参加アーティスト数を思い切って大幅に縮小、17名の厳選されたアーティスト。大御所ではナム・ジュン・パイクや草間弥生をはじめ、Suh Do-Ho, Michael Lin, Song Dongあたりもしっかり押さえた中身の大変濃い展覧会だったのを記憶している。
APT2006はArt Gallery から200メートル北に新設されたQueensland Gallery of Modern Art(運営は同じ)にも展示スペースを拡張するとの事で楽しみ!

APT2006は前回よりは参加アーティストを増やして30−35人の編成でいくらしい。とりあえず2月中旬の段階で決まっているのは以下の通り;

Anish Kapoor (India/UK) | The Long March (Collective, China) | Ozawa Tsuyoshi (Japan) | Stephen Page (Australia) | Michael Parekowhai (New Zealand) | John Pule (Niue/New Zealand) | Kumar Shahani (India) | Talvin Singh (UK) | Michael Stevenson (New Zealand) | Masami Teraoka (Japan/USA) | Sima Urale (Samoa/New Zealand) | Ai Weiwei (China) | Yang Fudong (China) | Yang Zhenzhong (China)

さて、去る2月6日。Assistant Director のAndrew ClarkとGallery of Modern Art 内に新設されたシアターからHead of CinemaのKathryn Weirがベトナムのアート事情のリサーチにやってきた。タイ、ベトナム(ハノイ&サイゴン)、香港をいっきに視察してまわる強行手段でサイゴンでは3日間という短時間で多くのアーティストに会わなければいけない彼ら。どうしても短期間となると、Jun Nguyen HatsushibaやDinh Q. Leのようなすでに国際評価のある越境(海外帰りのベトナム人の意味)アーティストとの時間が優先されてローカルのアーティストは後回しにされる。そこでa little blah blahがローカルアーティストとのミーティング+個別インタビューをオーガナイズした。アーティスト達に事前にCVやポトフォリオを持参するように連絡しておいたが、ちょっと心配。でも結果は全員こちらが感心してしまうくらいきちんとオーガナイズされた国際レベルのポトフォリオ(CD、DVDも含む)を提出。あーー、ベトナム人アーティストの作品のプレゼンに対する意識がここ数年で変わったんだぁ!!とすごく嬉しかった。

ビエンナーレやトリエンナーレでベトナムを代表するアーティストというと、現実には一年の半分もベトナムにいないような、ベトナム語もろくに話せないようなアーティストが選ばれている現実がある。たしかに海外で教育を受け、経験を積んだ彼らの作品は洗練されていて人前にだして「恥ずかしくない」作品には違いない。実際私も例えばジュンの作品のファンであったりもする。でも「彼らって...全然ベトナムじゃないじゃん、血がベトナム人ってだけで国際舞台でベトナムの顔になるのはどうなんだ!!」がローカルでの反応。まずは、ローカルアーティストに作品をプレゼンする機会を作ってあげる事で将来的にもっと彼らの実力に注目してもらえるようになるといいな。ある程度国際舞台で経験を積んでこそ磨かれる才能もあるわけだし。もちろんいきなりビエンナーレ、トリエンナーレとは言ってないけど(笑)、もっともっと海外のアーティストとのコラボなりに積極的にベトナム勢は参加していかねばね。(^ー^)

追伸:a little blah blahのブログも随時更新中!Check it out!
http://albbsaigon.blogspot.com

1/29/06

今年2度目のお正月!



旧正月を祝うベトナムは昨日が大晦日。恒例の花火をグエン・フエ通りサイゴン川の目の前のクイン(Galerie Quynhのオーナー)のアパートで今年も楽しんだ。最高のロケーション。目の前で打ち上げられる花火は迫力満点!!でもあまりに近すぎて火薬が沢山飛んでくるわ、花火に打たれた鳥が落ちてくるわで、大騒ぎ。(笑)花火終了後にワイングラスをみると黒い火薬が底にたまってた。(笑)大通りを埋め尽くす群衆、花火が上がるごとに下から沸き上がってくる彼らの歓声にベトナムのエネルギーを感じた。