1/5/07

オーラオーラオーラ


スピリチュアルな話にするつもりはないけれど、ちょっとオーラのお話。

オーラの強い人にたまに会う。そうすると心が揺さぶられる。

「おー、この人なんかすごく強い悪いもの持ってるぅ...。距離置こっと..。」
とか
「あ、あやかりたい...このオーラ。すっ、素敵〜素敵〜!」

と思わせるものまで様々な種類の様々なレベルのオーラがある。

その人の実人生が幸せ(本人にとって)なものかどうか分からないしそれはnone of my business。でも「あ〜、この人は波瀾万丈なドラマが似合う人だなぁ。」とか「どう転んでも強運そう」とか「不幸が追ってくるタイプだ..。」とか直感で感じた印象は大抵あたっていたりするから面白い。

昨年のクリスマス前、(新年早々昨年の話ばかりですが、笑)アムステルダムからハノイ経由で来客があった。私がお世話になっているアート雑誌ARTiTの小崎哲哉編集長からのご紹介でアーティストの向井山朋子さんと3日間いろいろお話する機会があったのだ。

彼女のFor Youと題されたたった一人の観客の為にピアノを演奏するプロジェクトをご存知のかたも多いと思う。2005年の横浜トリエンナーレでは1枚のチケットがオークションにかけられて、幸運な日本人男性が2千人以上収容可能なみなとみないホール大ホールでの彼のためだけの演奏を聞くチャンスを獲得した。(オークション自体のアイディアはそもそも朋子さん本人のものではなく、横トリ側の提案だったそう。彼女は最初は ”チケットをお金で競り落とさせる事” には抵抗があったようだ。)

朋子さん...ここ数年お会いした人の中でもひと際オーラが強かった。個性が強い..、とかそういう感覚ではなくて(まぁ、たしかにスタイルを確立している方なので強い個性にはかわりないのだけれど、でも取っ付き難いタイプでは決してない。逆にすごくいきなり親近感を抱かせてくれる人なのだ)オーラが強いのだ。

滞在中は2008年を目指して計画中のプロジェクトのお話等で盛り上がった。内容はまだ控えておくけれど、実現したらとても面白いプロジェクトになると思う。

albbをはじめてからいろいろなアーティストの方に会う機会も多いけれど、彼女のような物腰はたおやかで、でもすごーく芸術家の体温が伝わってくる人は久しぶり。

心、揺さぶられた。

彼女の情報はこちらから:www.tomoko.nl
もう一つ多分お嬢さんが描いたものだと思うけれど素敵なイラストのサイトを発見:http://kaganof.com/kagablog/category/contributors/kiriko-tomoko-mukaiyama/